ワインアドヴォケイト:98+ポイント Reviewed by Lisa Perrotti-Brown Issue Date 1st Oct 2019 SourceEnd of September 2019, The Wine Advocate Drink Date 2021 - 2055 Made up of 88% Cabernet Sauvignon, 8% Merlot, 2% Cabernet Franc and 2% Petit Verdot, the 2016 Cabernet Sauvignon Red Rock Terrace is very deep purple-black colored and features profound notions of plum preserves, blackcurrant cordial, Black Forest cake and espresso with suggestions of black tea, fertile loam, cardamom and menthol plus a waft of charcuterie. Medium to full-bodied, the palate packs in the taut, muscular black fruit and savory layers, framed by very ripe, very firm, grainy tannins and seamless freshness, finishing with epic length and depth.
■テクニカル情報■ 産地:カリフォルニア州ナパ・ヴァレー/ダイアモンド・マウンテン 醸造:新樽100%で熟成 味わい:赤/辛口
品種:カベルネ・ソーヴィニョン80%、メルロー12%、カベルネ・フラン4%、プティ・ヴェルド3%、マルベック1% アルコール:14%
畑面積:2.8ha 特徴:暖かな微気候に恵まれた北向きの畑 土壌:鉄分を多く含む赤褐色の土壌
【ワインの特徴】 3つのキュヴェの中で最も早熟で飲みやすく、ヴェルベットのような滑らかなタンニンを備えた芳醇でバランスの良い味わいに仕上がります。やや深みのあるルビー色を湛え、チェリー、ミント、黒スグリの風味が特徴です。
■コメント■ ブラックチェリー、熟れたカシス、ヴァニラ、ダーク・チョコレートのアロマに、暖かみのあるオークの濃厚な味わい。芳醇でまろやかな味わいと複雑味。大胆かつエレガントなフィニッシュ。長期間熟成させるのが望ましい。
ワインアドヴォケイト:98+ポイント
Reviewed by Lisa Perrotti-Brown Issue Date 1st Oct 2019 SourceEnd of September 2019, The Wine Advocate Drink Date 2021 - 2055
Made up of 88% Cabernet Sauvignon, 8% Merlot, 2% Cabernet Franc and 2% Petit Verdot, the 2016 Cabernet Sauvignon Red Rock Terrace is very deep purple-black colored and features profound notions of plum preserves, blackcurrant cordial, Black Forest cake and espresso with suggestions of black tea, fertile loam, cardamom and menthol plus a waft of charcuterie. Medium to full-bodied, the palate packs in the taut, muscular black fruit and savory layers, framed by very ripe, very firm, grainy tannins and seamless freshness, finishing with epic length and depth.
ダイヤモンド・クリークより衝撃的なニュースが飛び込んできました。
カルフォルニア初のカルトワインとして名をはせたダイヤモンド・クリークの1幕の歴史に幕を下ろすことになりました。
◆以下、ワインアドヴォケイトより◆
2019年にオーナーのアルが亡くなった後、2020年3月にシャンパーニュメゾンのルイ・ロデレールに売却されました。メリー・エドワーズの社長に任命されたニコール・カーターもダイヤモンド・クリークの経営に携わります。「ワイン醸造ではグラハム・ウェマイヤーが担当し、今後はワインメーカーとしてフィル・スタインシュライバーから引き継いでいくでしょう」と発表されました。
アル・ブラウンシュタイン(当主)が亡くなったことでダイヤモンド・クリークが家族経営から買収され、企業経営に変わります。
写真は創業者、アル・ブラウンシュタイン 妻ブーツ・ブランシュタイン
Diamond Creek / ダイアモンド・クリーク
カルフォルニア・カベルネ・ソーヴィニヨンの最高峰
カルフォルニアのダイアモンド・マウンテン地区に土地を購入することを、強く否定され、蔑視されたブラウシュタイン氏。しかし、その反対を押し切り、この地で至高のカベルネのワインができると確信し、1967年に土地の購入に踏み切りました。そして、カリフォルニアで初めて100%カベルネ・ソーヴィニョンのワインを産み落としたのです。彼の情熱と確信は、やがて周囲の賞賛をもたらしました。彼のワインはカリフォルニアでさえ手に入れることが困難だと言われ、オークションでは垂涎の品(特に、レイクの畑のもの)とされています。
今は、コレクターズの存在により、その価格高騰が唯一惜しまれますが、このワインの長く続くフィニッシュは飲み手を陶酔させてくれます。ジェームス・ローブはワイン・スペクテーター誌で、「ダイアモンド・クリークはカリフォルニアのカベルネ生産者のトップ10に簡単に入り、おそらくトップ5にも入るだろう。ワインが表現する個性豊かな魅力はカリフォルニアではダイアモンド・クリーク抜きでは語れない」と語っています。
≪畑≫
ダイアモンド・クリークの畑はカリフォルニア、ナパ・ヴァレーのダイアモンド・マウンテンにあり、4つの異なる畑には同じようにカベルネ・ソーヴィニョンが植えられています。ダイアモンド・クリークの畑は5エーカーのグレヴリー・メドゥー、4分の3エーカーのレイク、1エーカーのプティ・ヴェルド、7エーカーのレッド・ロック・テラス、8エーカーのヴォルカニック・ヒルからなり、個性溢れるブドウをうみだしています。
≪ミクロクリマ≫
山が多様な気候をつくり、西側は午後、海からの冷たい風が吹き、東側の谷は反対に暖かくなっています。畑の土壌も様々で、火山、砂利、赤岩質となっています。加えてカベルネ・ソーヴィニョン88%、メルロ8%、カベルネ・フラン2%という構成がワインをより複雑なものにしています。
通常、収穫は1ヶ月かけて行われます。それはブドウが最適に熟している時に摘むためです。そして収穫は15−20回にかけて行われます。ワインが樽で熟成をしている過程でもテイスティングを行い、もし樽のなかで特に際立った品質のものがあれば、別に瓶詰めをし、選別されたことを示すミクロクリマの番号がつけられています。
■生産者プロフィール■ ワイン・アドヴォケートより ニール・マーティン
もし誰かにテロワールを表現しているワインを聞かれたら、旧世界からドメーヌ・ドゥ・ラ・ロマネ・コンティを、そして新世界からはダイアモンド・クリークを選ぶ。何度かこの3つのキュヴェすべてを並べて飲む機会があったが、外観、香り、味わいもそれぞれの個性が際立っていた。これらのワインに関して私が好きなところは、純粋さと誠実さである。価格は高くとも、しっかりとした本質がある。ボルドーのような構えと洗練をもつが、おかしなことに、私の経験では質感はよりブルゴーニュを彷彿させる。力強さ、豊潤さ、新樽がでしゃばることは全くない。ブラウシュタインは畑のテロワールを光輝かせる事を可能にした。もし予算が許すなら、ダイアモンド・クリークはとてもお勧めのワインである。
ブラックチェリー、熟れたカシス、ヴァニラ、ダーク・チョコレートのアロマに、暖かみのあるオークの濃厚な味わいが重なる。芳醇でまろやかな味わいと複雑味。大胆かつエレガントなフィニッシュ。長期間熟成させるのが望ましい。