VINOUS:(92-94) ポイント (92-94)pts Drinking Window 2025 - 2045 From: Dance the Quickstep: Burgundy 2020 (Dec 2021) The 2020 Gevrey-Chambertin Les Cazetiers 1er Cru has a peppery nose, clove and white pepper, quite open and expressive with rose petal notes emerging with time. The palate is medium-bodied with mulberry and raspberry fruit, good body here, a little sinew and grip on the finish. A keeper.- By Neal Martin on January 2022
銘醸畑のクロ・サン・ジャックに隣接する1級畑「レ・カズティエ」!
ブリュノ・クレール氏の祖父ジョセフ・クレール氏がマルサネに立ち上げた、ドメーヌ・クレール・ダユの情熱を引き継ぐワイナリー。現在、マルサネからペルナン・ヴェルジュレスまで、合計25ha、28アペラシオンの規模を持つ。28ものアペラシオンを南北に離れて所有すると、手薄になるものだが、どのアペラシオンも完璧に仕上げられている。本拠地マルサネから離れたペルナン・ヴェルジュレスやコルトン・シャルルマーニュの白ワインも、驚くべき洗練さとテロワールの正当性を表現している。
アペラシオンの上下を問わずどの銘柄もハズレがなく安心して愉しめると同時に、その風味と味わいにはハッとさせてくれる驚きも秘められているワインを生む、ブリュノ・クレール。ブルゴーニュのマイナーなテロワールのポテンシャルの高さを実感したい向きにはぜひともお勧めしたいドメーヌです。
「ジュヴレ・シャンベルタン 1er レ・カズティエ」は、銘醸畑のクロ・サン・ジャックに隣接する1級畑。ブリュノ・クレールの区画は斜面上部にあり、白い泥灰土の痩せた土壌。隣同士のクリマながら2つのワインの性格が異なり、こちらのほうが酸味が柔らかく、タンニンもまろやかでより若いうちから飲みやすい。
■テクニカル情報■
醸造・栽培、除梗の割合:100%、発酵(樽/タンク):木桶、発酵温度:28度、発酵期間:14日間、使用酵母:自生酵母、熟成(樽【新樽率】/タンク):40%、熟成期間:18ヶ月、マロラクティック発酵の有無:する、瓶詰め時のフィルターの有無:しない、所有面積:0.63ha、土壌:石灰質、ぶどう品種(セパージュ):Pinot Noir 100%、ぶどうの仕立て:シングル・ギュイヨ、平均樹齢:55年、41年、17年、密植度:10000本/ha、平均年間生産量(本数):2700本、収穫量:36hl/ha、収穫方法:手摘み、農法:リュット・レゾネ
DOMAINE BRUNO CLAIR GEVREY CHAMBERTIN 1ER CRU LES CAZETIERS
ドメーヌ・ブリュノ・クレール ジュヴレ・シャンベルタン 1er レ・カズティエ
生産地:フランス ブルゴーニュ コート・ド・ニュイ ジュヴレ・シャンベルタン
原産地呼称:AOC. GEVREY CHAMBERTIN
ぶどう品種:ピノ・ノワール 100%
アルコール度数:13%
味わい:赤ワイン 辛口 ミディアムボディ
VINOUS:(92-94) ポイント
(92-94)pts Drinking Window 2025 - 2045 From: Dance the Quickstep: Burgundy 2020 (Dec 2021)
The 2020 Gevrey-Chambertin Les Cazetiers 1er Cru has a peppery nose, clove and white pepper, quite open and expressive with rose petal notes emerging with time. The palate is medium-bodied with mulberry and raspberry fruit, good body here, a little sinew and grip on the finish. A keeper.- By Neal Martin on January 2022
Bruno Clair / ブリュノ・クレール
今日、20haを超える大ドメーヌに発展し、伝統のマルサネ・ロゼは今も健在。
ブリュノ・クレールは苦労人である。マルサネの大ドメーヌ、クレール・ダユに生まれながら、その所有畑を十分に受け継ぐことが出来なかった。祖父でマルサネ・ロゼの生みの親、ジョゼフが死去し、その相続を巡って一族で争いが起こったからである。
79年に自分の名を冠するドメーヌを立ち上げてはいたが、その時の畑はマルサネとフィサン、それにサヴィニーのドミノードとモレ・サン・ドニのアン・ラ・リュー・ド・ヴェルジー。このアン・ラ・リュー・ド・ヴェルジーはクロ・ド・タールの上にある標高300m以上の高地にあり、荒れ地となっていたのをブリュノが整備し、ブドウを植え付けたものだ。85年、クレール・ダユのうち伯母が所有していた半分の土地はボーヌのネゴシアンに売られ、両親や兄弟の持ち畑を統合してドメーヌ・ブリュノ・クレールを強化。90年代に入ってさらに畑を増やし、現在、マルサネからペルナン・ヴェルジュレスまで、合計23haの規模にまで発展している。
ブドウ栽培はリュット・レゾネ。手摘みで収穫されたブドウは部分的に除梗(0〜10%)。必要に応じて低温マセレーションを行い、自生酵母による自然発酵を待つ。
樽熟成はクリマとヴィンテージにもよるが16〜22ヶ月。新樽率は20〜50%でグラン・クリュであっても100%ということはない。
ステンレンスタンクの中で1年間寝かされるマルサネ・ロゼの素晴らしさはいうまでもなく、ブルゴーニュ名物ジャンボン・ペルシエとじつに相性がよい。
また、昨今人気が急上昇しているマルサネの赤ワインでは、将来1級に認可される可能性のあるランジュロワがとくに素晴らしくお値打ち。このクリマの一部には樹齢70年を超える樹が植えられている。
ドメーヌはジュヴレ・シャンベルタンにも数々のクリマを所有する。特級のクロ・ド・ベーズに加え、一級はクロ・デュ・フォントニ(モノポール)、プティット・シャペル、カズティエ、そしてクロ・サン・ジャックだ。
ジュヴレ・シャンベルタンらしい力強く豊かな風味が特徴。若いうちからも楽しめるが、長期熟成のポテンシャルは大きい。
22ものアペラシオンを南北に離れて所有すると、どうしてもどこかが手薄になるものだが、ブリュノ・クレールの偉大さはどのアペラシオンも完璧に仕上げられていること。
本拠地マルサネから離れたペルナン・ヴェルジュレスやコルトン・シャルルマーニュの白ワインも、驚くべき洗練さとテロワールの正当性を表現している。
銘醸畑のクロ・サン・ジャックに隣接する1級畑「レ・カズティエ」!ブリュノ・クレール氏の祖父ジョセフ・クレール氏がマルサネに立ち上げた、ドメーヌ・クレール・ダユの情熱を引き継ぐワイナリー。現在、マルサネからペルナン・ヴェルジュレスまで、合計25ha、28アペラシオンの規模を持つ。28ものアペラシオンを南北に離れて所有すると、手薄になるものだが、どのアペラシオンも完璧に仕上げられている。本拠地マルサネから離れたペルナン・ヴェルジュレスやコルトン・シャルルマーニュの白ワインも、驚くべき洗練さとテロワールの正当性を表現している。